医療トピックス


エッ!ネギトロってマグロのトロじゃないの?!
食品の安全性と歯科生体材料(金属)
知らず知らずに体内環境汚染

このページを載せた時点ではまさか今騒がれている食品偽装問題に展開しよう とは夢にも思わなかった。(2008年1月)

 最近「食品のカラクリ」なる本を手にした。「安ければそれでいいのか」の著者で 知られる、郡司和夫氏の著書だ。
その中にネギトロも安価なものはマグロのトロでなく、イワシ,サンマの赤身で 出来ている。これだけなら許せるが、これを業務用マーガリンで混ぜて作ってい ると聞いてびっくりした。色も白っぽく、トロっぽくなるので丁度いいとの事。
マーガリンはご存知の方も多いと思うがアメリカではプラスチックフード(食品)と呼ばれ、 体内に入ると分解しないで蓄積してしまう。
アメリカでは2007年から規制が始まった事は新聞等でご存知の方も多いと思う。こんなもの、と知らずに混ぜられたのではたまったものでない。
さらに文中にコーヒー用のミルク、コーヒーフレッシュ はミルクでなく油を乳化したものだったとはさらに驚きである。食の危険性をお感じの方は一読をお勧めします。


 さて、本業の歯科材料の話であるが、私はもともと「ニュートリション健康法」なる食、栄養に関する本を15年前より4〜5冊出版(後述)させて頂き、食に関しては関心も深く情報も多く集めている。
そのベースには大学院(4年間)で生理学を専攻していた関係で自然志向が根づいているからだ。歯科材料でも、通常銀合金なる歯の土台にする材料があるが、これは2年程度で真っ黒に変色,腐食してしまうために、お困りの先生も多いと思う。ただし、保険診療で許可になっているのはこの銀合金(土台)でそれ以上の材料は許可になっていない。
もちろんそれ以上のゴールドなどの材料を土台に使用するのは勝手だが、銀合金の点数の設定しかないので、1年も使い続ければ、どんな体力のある(経営状態の良い)医院でも倒産するだろう。
では、金属でないセラミック(白い歯)はどうか。セラミックも単冠ならともかく、数本のブリッジになると必ず裏側に金属を使わないと強度的にもたないのが常識で、この金属をベースメタルというが、これがまたピンからキリまである。

これはまさにこの本にもある安価な牛肉のステーキの話に似ている。つまり牛の内臓を張り合わせて一枚のステーキにしているそうだ。
内蔵の肉は、眼,脳,脊髄についでBSEの危険が強いそうで、一食800円以下はほとんどこれではないか、との事。安いんだから硬い,まずいなら我慢できようが、生命の危険があるとなれば話は別だ。

さて、白い歯に話を戻すと、このベースメタルの腐食の度合も、当医院の使用のものは金・プラチナが97%以上の金属を使用しているが、大手ラボ(技工所)に聞くと、多くの医院さんから受注があるのは、金・プラチナ0%で先ほどの銀合金30%とパラジウム60%主体の金属が多いと聞く。
ここまでは、国が認可しているので多少の変色(黒色)は目をつぶろう。
しかし、15年以上前に、とっくにアメリカを始め金属アレルギーの問題で許可されなくなった金属を未だに使用している医院があると聞いた。ニッケル、クロム系のメタルだ。歯科関係者ならピンとくるはずだ。
なんでこんなものがまだあるのかというと、技工学校の学生さん向けにメーカーが作っているものでこれを流用しているらしい。
これは学生の練習用で人の口の中に入れるものではない。もう一つ疑問に思っているのが、アマルガムという水銀の化合物だ。有機水銀が50%も含んでいる材料だ。有機水銀というと水俣病の原因として大問題になった金属だ。
ただ、国が認可しているという事。保険の材料は口の中では遊離しないとの見解だ。
しかし、砂利のようなもろい金属なので、噛むことで少しずつ破片を飲む危険性は否定できないだろう。水俣病のような大問題にならない事を祈るのみだ。
ただ、私も30年近く医学会にいるが、医学の見解というものは、5〜10年でどんどん変わってくるものだ。ただし、口の中に一旦入ってしまったものは、4〜5年では取り替えないのが一般的だ。
当医院では、開業以来25年間このアマルガムは一度も使ったことはない。また別の考え方として、国が認可している健康保険診療なので一医師がつべこべ言うのは迷惑旋盤というベテラン先生もいらっしゃるので、これまた正当な意見だと考えてしまう。
ただ、食品の安全性も当然、大手メーカーが製品化しているのは、すべて認可を得て合法的に行なわれているものだ。
しかし、この本をみる限り、国の認可=安全という図式は成り立たないようだ。


 皆様の安全に対する見識で決めて頂きたい。