金属アレルギー治療
金属アレルギーの方へ
一般的に金属アレルギーの方やアレルギーが疑わしい方は、金属(メタル)を避けた治療となります。

- セラミッククラウン
- ジルコニアクラウン(CAD CAM)
などです。
ところが、歯のない所(抜けた所)が大きいと、メタルの支えがないブリッジでは強度がたりません。その為、やむを得ずメタルの裏打ちがあるメタルボンディングやメタルの支えがあるハイブリットレジンを使用する事になります。
金属アレルギーの方は、できるだけゴールドの含有量が多い、プレシャス系の金属(メタル)がどうしても必要となります。
当医院としては、ベースメタルとなるゴールドの高騰を受け、できるだけ患者さんのご負担を抑えられるタイプをご案内しています。
現在も当医院では

- メタルを全く使用しないタイプ
- メタルの裏打ち(支えがある)タイプ
- プレシャスなメタルに金属の支えがある
白い歯など、多くの患者さんの状態にご対応ができる様、全てのタイプを準備しています。
金属の素材について
「金・銀・銅の順に安全なのか?」
「答えはNO!」
ゴールド(金)は、純度によりますが生体材料(口の中に入れるもの)としてはOK。ただし純度が低くなると銅アレルギーが出てきます。14K・18Kはゴールドの純度ですが、このK(カラット)数が金・銅との%(割合)です。純金を薄める銅のメタルをカラットメタルと呼んでいます。
念のため、当院はカラットメタルで薄めることはしていません。生物安全試験を通った合金のみを使用しております。
「銀(シルバー)は安全か?」
「答えはNO!」
銀(シルバー)は高級な装飾品で取り扱われていますが、生体材料にはまったく向いていません。口の中であっという間に真っ黒に変色してしまいます。
●暗殺を防いだシルバー
エジプト時代に皇帝が暗殺を警戒して、シルバー(銀)の食器を常用しました。この時代はヒ素毒の暗殺が主流だったため、ヒ素に黒変する食器が好まれたからです。もう一つ、ナイルの水はあまり綺麗ではないため銀の殺菌作用、オリゴジナミー作用があるため好まれたといわれています。
「銅はどうか?」
「答えはNO!」
10円玉を口の中に入れることを想像してみてください。カナ気がして、しゃぶっていられないはずです。
安全なベスト4
- チタン→インプラント
- ゴールド(金)
- セラミック(白色)
- ジルコニア(パール色)