顎関節症治療-平沼歯科クリニック│川崎市宮前区の歯科・歯医者

顎関節症治療

顎関節症が治らない患者さんへ

今、SNSでよく目にする
『顎の痛い人に顔・顎のマッサージは有効か?』

よく目にする動画で、マッサージ師が顔や顎のマッサージを勧めています。
これは、歯科医師の立場から見ても大変有効です!
但し、1回の食事のたびに、何百回噛む(咀嚼)運動をする為、マッサージが追いつきません。特に悪い歯並びの方は、噛むたびに、咀嚼筋や顔の筋肉が歪むため、身体や筋肉(顔や顎の筋肉)に悪影響がでます。

顎関節(アゴ関節)の歪み(左右差・上下の高さ)が引き起こす症状

  • 顎の痛み、コリコリ音
  • 顔の表情筋の歪み(朝起きた時の疲れ顔)
  • 立ち眩み、ふらつき
  • 鼻づまり など…

【解説】

やじろべえ画像

顎の関節は、体の中で唯一左右にまたがってぶら下がっています。
これは体のバランスをとるためです。
いわゆる体のバランサー(やじろべえ)です!

意志をもったマウスピース

私がよく患者さんに話す“意志をもったマウスピース”とは

一般に大学をはじめ多くの先生が、噛む面がまな板みたいな平らなマウスピースを上の歯ないし下の歯に装着します。上下の中間に平らなマウスピースを入れて、悪い噛み合わせを一時的にキャンセルしているだけです。

意志をもったマウスピース

もちろん、よくなる人はいます。これで治療できた人はハッピーだと思います。当院では意志をもったマウスピース治療を提供することが大切だと考えています。左に顎が片寄っているので中央にもっていくようにとか、下の顎を後ろに引いて噛んでいるのでもっと楽に前で噛めるようにする、それが意志をもったマウスピースなのです。

CT画像(ブルーが気道)

正常
正常
CT画像
気道が細いためいびきをかく
気道が細いためいびきをかく

いびきは上記写真のように気道が狭いため、呼吸の時、気道の通り道を舌根(舌の元)が圧迫しているのです。先天的に細いわけではありません。下の顎を前で噛めるようにするだけで気道が広がります。そして7~8割の方のいびきがなくなるか、少なくなります。

マウスピースで顎がリラックスしてきたら

【原因の歯を治す】

1.噛んだ時に顎をズラしてしまう原因の歯を治す
(ズレた後に高いと感じる歯は違います)
2.顎や体に不調和を起こしている原因の歯を見つける(以前に被せた歯が原因の事が多い)
当たり前の事ですが、かなり噛み合わせや顎関節症治療に携わっている医師でないと、
この原因の歯、ないし原因の歯並びが見つけられません。

この歯のセンサーを狂わせているのが “悪い歯の噛み合わせ“ です。現在通われている歯科医師に1~3をチェックしていただいて下さい!

  • 1.奥歯のクロスバイト
  • 2.前歯のシザーバイト、III級咬合
  • 3.歯列弓(アーチ)の狭窄

以上のいずれかに異常がある場合は、本来顎の関節がおさまる場所(関節のくぼみ)よりズレてしまっている事が多いと思います。
だからと言って、直ぐに歯の治療に入ってはいけません!
先ずは、適正なマウスピースを数週間から数ヶ月装着して、顎の筋肉 関節のコワバリをリラックスさせておく事が必要です。

【治療法】

顎の関節が悪い方は、先ずはしっかり顎を動かせる機能を整える事が大切です。

適正なマウスピースを上の歯のみ装着する。

  • 正しい高さは、左右が同じとは限りません。装着してしっかり前後左右に動かせるか確認する事。正しいマウスピースは、左右に真っ平らなプレートではありません。
  • 正しい顎の位置に導く物でなければなりません。患者さんによっては、不思議な形になる物もあります。

※注機能が回復しない内に、歯列矯正や歯の被せ物治療を行うのは危険です。治療法は、ケースバイケースなので、かかりつけの歯科医師としっかりとご相談下さい。

参考(当医院で治療する場合)

当医院としては、不良の形態の歯は被せ直す。

1) マウスピースのみで生活が改善した場合は、歯自体はいじらない
2) 歯の治療に入る場合は、なるべく最小限度、悪影響の歯を探して、その歯の形態を治す
(主に治療した歯が原因の事が多く、人工の歯は被せ直しが必要です。)
3) 低い側の歯の表面にセラミックを貼りつける治療
今当たりのある歯、つまり噛み合わせが高いと感じる歯が悪いとは限りません!
反対側の低い噛み合わせが原因のことも多いものです。
低い側の歯の表面にセラミックを貼りつける
4) 上下の歯の重なりが大きい場合は、歯並び矯正治療を考える
(部分的・全体的)

人間は、起きている時に噛み合わせているポジションと、睡眠中に噛み合わせしているポジションと、2つのポジションをもっています。

夜用マウスピース

昼間の食事中や仕事中はせいぜい噛み締めても17kg前後、スポーツや力作業時でも30kg前後で噛んでいます。ところが、睡眠中はなんと100~200kgの力が加わるのです。人気プロゴルファーの石川遼選手のCMでも「歯に200kgの力が加わります」とありますがまさにその通りです。
この力が、特に奥歯にかからないように、噛み締めないようにするのが大切です。そのため、奥歯の噛み締めを防ぐ意志をもったマウスピースを製作しなければなりません。これが成功すれば、起床時の頭痛や日常の首筋の凝り、肩の張りなどかなり改善します。おそらく70~80%の人は嘘みたいに改善します。

夜用マウスピースの治療の進み方

まず、来院時に簡単に顎関節アンケート(問診表)をご記入いただき、スタッフがお話をお聞きします。院長の診断後、必要ならレントゲン、あるいは顎関節や頚椎の3D(CT)を撮影します。レントゲンや歯型(スタディモデル)を基に診断します。マウスピースが有効と診断したら、直ちに治療にかかります。

まず夜用マウスピースをその方の歯型や噛み合わせの記録より製作します。
製作した夜用マウスピースを就寝時に装着してもらいます。枕もベッドもご自分の慣れたもので結構です。そして朝を迎えてください。大半の人は、そのマウスピースが手放せなくなるはずです。

さらに昼用マウスピースも試したい方へ

昼用マウスピースをつけているだけで首、肩が楽になります。今度は食事以外の起きている時に装着するマウスピースです。一般に下の歯に入れることが多いです。噛み合わせが極端に悪い方は、同時に上の歯にも入れて生活をしてもらいます。これにより噛み合わせがかなり改善して、頭痛・首筋の凝り・肩凝りなどもなくなります。(70~80%の患者さん)
うまく治療効果が出ると、患者さんが「このマウスピースすごいですね!」と絶賛します。「先生の治療すごいですね」とは言ってくれませんが…。

昼用マウスピースで効果が出た方へ

昼用で効果が出ると、今度は食事の時も外さなくていいように自分自身の歯の噛み合わせを治せないかと聞いてきます。その場合は、歯に直接プラスチック(レジン)を貼るレジンアップ法や、悪い噛み合わせの歯を仮歯のプラスチックに置き換えたりして、マウスピースなしで生活してもらいます。これで昼用マウスピースと同じ効果が出ればしめたものです。あとは材質の強い擦り減らない歯へ置き換えるだけです。

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