内科や外科など医科ではカウンセリングが広く行われています。ここ十数年の間に、歯科医院でもカウンセリングが定着するようになりました。現在多くの歯科医院では、インフォームドコンセントに基づく、カウンセリングを行っています。
インフォームドコンセントとは
インフォームドコンセントとは「正しい情報を得た上での合意」を意味する概念で、具体的には「医師からの説明と患者さんの同意」になります。患者さんには自分の歯のことや、治療内容、治療方法を知り、納得した上で治療を選ぶ権利があります。医師が必要な情報を説明することで、それが可能になります。
当院では、患者さんのお口の状態や、レントゲン写真、模型などをもとに、考えられる治療法を正確に診断し、わかりやすくお伝えいたします。それをもとに患者さんに選択していただきますが、疑問や不安があればクリアになるまで説明しますので、納得したうえで治療法をお選びください。
これからのカウンセリングは「エビデンス・ベイスド・メディスン」
現在、インフォームドコンセントに基づくカウンセリングが主流です。当院のカウンセリングは、一歩先をいく「インフォームドコンセント+エビデンス・ベイスド・メディスン(EBM)」です。
エビデンス・ベイスド・メディスンとは、「科学的根拠に基づく医療」のこと。医師の個人的な見解での治療ではなく、科学的な裏付けのある治療を実践しようという考え方です。当院でも、この考えに基づき、診断内容と科学的な根拠のある治療を正しく説明し、患者さんの同意が得られてから治療を始めます。