3つのレーザー治療
CO2レーザー治療
~20年以上に渡り、年間数百人の患者さんが通院するレーザー治療~

炭酸ガスレーザーのレーザー光は、水分を含んでいる組織に当てると、すぐに吸収されて、一瞬で熱エネルギーに変換できます。その結果、出血を伴わず除去・切開できるのが炭酸ガスレーザーの仕組みです。圧力をかけることなく、深部に熱が達しないので、他の部分に熱損傷を起こしません。
このように患者さんへの負担を最小限に抑えることができることから、歯科医院だけでなく、美容皮膚科の分野でも「ほくろ」や「イボ」の除去などに使われています。当院では、歯周病治療やメラニン除去になくてはならないものです。
CO2レーザーの特徴
- 患部の治癒を促進:レーザー光で患部の細胞や組織が活性化。傷口の早期回復が望める
- 痛みの緩和:周囲を温めることで、術後の痛みや顎関節症を和らげる作用がある
- 殺菌・消毒効果:殺菌作用があるレーザーは、抜歯後や歯ぐきが腫れている際に有効
- 止血効果:レーザーは血液を固める作用があるので、特に抜歯後に効果的
歯周病は一度重症化すると、なかなか治りません
磨き残しなどで細菌の塊である歯垢が溜まると、歯肉の奥へ徐々に細菌が侵入します。そして、歯周ポケットを形成し、気づかないうちに歯周病が進行してしまうのです。歯周病は一度重症化すると、歯肉をメスで切るなどして歯垢や歯石を除去する必要があります。
炭酸ガスレーザーなら、炎症が起きている歯ぐきや歯周ポケットの中を照射することで、細菌の数を減少させ、歯肉の血行を促進し、健康的で引き締まった状態に戻します。
また、歯ぐきを切開する場合、止血作用と殺菌効果がある炭酸ガスレーザーはうってつけの治療法です。術後の治癒促進効果をはじめ、鎮痛剤の使用を抑えられるので、患者さんの体への負担が少なくなります。
メラニン除去
メラニン色素が歯肉に沈着して起こる色素沈着。黒や紫っぽい色になることからお悩みの方は大勢いらっしゃいます。歯肉等の表面にレーザーを照射する治療ならば、痛みが少なく無麻酔で色素除去が期待できます。同時にピンク色の歯肉を目指せるので、顔の印象が大きく変化することでしょう。
高周波通電治療

高周波通電治療とは、周波数が高い電波を細胞に当てることで細胞内成分の電気を変化させて、1つの細胞の自然治癒力を高める治療です。電波に帯電した細胞は新陳代謝が活性化します。高周波治療はそれを利用して行う療法です。電波を照射するといっても、患者さんはピピという音が聞こえるだけでほとんど痛みは感じません。
歯周病・歯槽膿漏
歯周病の場合は高周波治療機器に接続されたプローベ(極細の金属の棒)を歯と歯肉との溝に差し込み通電させます。痛みはほとんどありません。歯周病の原因は歯肉の溝にあるので、その溝に生息する細菌を焼灼し滅菌させて、歯肉の回復を図ります。
ダイオードレーザー

当医院では、主に重度の歯周病患者さんに使用しています。大変効果が大きく、このレーザーをかけられた方は、次の治療の際に必ず「出血が少なくなった」「歯磨きの時の嫌な臭いがなくなった」などの感想をおっしゃいます。
ダイオードレーザーは、高い殺菌効果があり、しかも止血効果もあるので、歯ぐきから出血がある方にもとても向いています。
また、金属に反応しないレーザーのため、インプラント部の炎症などにも安全にかけられます。レーザーの熱によるダメージが少なく、一週間に1度の歯周ポケット治療でも、治療後の痛みが殆どなくお食事もすぐに摂ることができます。
歯周病予防・治療に3つのアプローチ
- 歯の周囲、歯茎の引きしめがCO₂レーザー
- 根の先(根尖)や歯周ポケット内の殺菌、消毒は高周波通電
- 細いストロー型のチップで、歯周ポケットの殺菌,不良肉片の焼却をダイオードレーザー
簡単にいうと、3機種のレーザーの役割はこのようになります。
当医院のレーザー治療は、歯ぐきの外周りCO₂レーザー治療と、歯周ポケット内を中から攻める高周波通電とダイオードレーザー治療の両方からしっかりアプローチをして治療を行っています!当医院の患者さんのリピート率は、98%を超える大人気の治療です。