1. まず大原則として、極力抜歯は行いません。
一般に4・4抜歯といって、犬歯の1つ奥の歯を抜いてスペースを作り、歯を並べますが、
この歯は犬歯と並んで、顎を動かす時(食事時)の顎関節の保護や誘導に、大切な役目をしていますので、
極力抜歯をしないで矯正する方向で治療しています。
これが非抜歯矯正だ!! 詳しくはこちら>>
2. 顎間ゴムの使用を極力避ける
当医院で矯正治療を受けられる、顎関節・噛み合わせが不安定な方には、顎間ゴムの使用を極力避けています。ただし、噛み合わせが安定してきた場合、アクビができる程度の細い柔らかいゴムを使用してもらう事で、治療期間が縮まる事もあります。
一日中・夜間のみなど、使用時間によって短縮期間が変わります。
3. 細い形状記憶ワイヤーを使用
当医院の歯列矯正はメモリードワイヤテクニックと言いまして、形状記憶ワイヤーを使った、歯牙に無理のない矯正テクニックです。
まず形状記憶ワイヤーが0.12~0.16インチという、通常の太いワイヤー(0.22~0.28)からすると信じられない細さです。その為違和感が大変少ないです。
また細いワイヤーですが歯牙の動きがとても早く、つまり矯正期間がかなり短縮できます。矯正期間が短い為、通常1ヵ月ごとのワイヤー交換が一般的な矯正治療ですが、2週間から3週間単位でワイヤー交換が可能です。
もちろん遠路からいらしている方でその頻度でいらっしゃるのが難しい方は、1ヶ月ごとの交換でも問題ありません。
特に私がメモリードワイヤーをかけて思うことは、柔らかい力で無理なく歯牙を動かすため、生理的な、利に適った矯正方法だという事です。
4. セラミック製のブラケット
セラミック製の透明な小さなブラケット(四角い箱型で歯牙に接着する装置)なので審美的に目立ちにくいです。