CT(コンピューター断層)撮影について

CT現在、全国歯科医院中CT保有率5.4%と言われています。
特に、顔面・頚椎まで撮影範囲の広いCTは、おそらく1%にも満たないと思います。
当医院導入のCTは、世界中で一番普及率の高いフランストロフィー社のもので、以前当医院のレントゲンと同メーカーです。
気になるのは、被曝量と撮影料金と思われます。

撮影時間
超最短のわずか11秒という 大視野CTとしては驚異的な撮影時間ですので、あっという間で楽に撮影出来ます。

被曝量
胸部CTなどの約1/100程度ですのでご安心下さい。

撮影料
当医院の患者さんに限り、CTセンターや大学病院の1/5以下の料金です。
(他医院の依頼は一般価格です)

大視野(顔面頚椎)CTのメリットについて
大視野とは、顔面全て[顎(アゴ)の関節・頭蓋骨・頚椎]を、全体の広い視野で全方向から1回11秒の撮影で観察できます。
一般の歯科医院では、5cm×5cm(8cm×8cm)程度の小視野で、歯牙の2~3本を対象に撮影される小型CTを使っています。

噛み合わせ治療CT
大視野により、顎(アゴ)関節の撮影が左右同時にできるため、難しい設定がなくリアルタイムに診断が可能です。
・顎の左右の片寄り(片噛みの癖)
・顎の関節の変形、頸椎のズレによる噛み合わせの診断を可能にします。

歯並び矯正CT
3Dで立体的に診断出来るため、より正確に治療計画予測が立てられます。
矯正で動かしていく歯の骨密度がわかるため、どの方向に動かすのが安全か、動かす前にわかります。
※一般的のCTでは、セファロレントゲンといって、横からの顔(側貌)のみの撮影になります。

歯周病
歯の周りの骨の吸収(下がり)が一目瞭然に診断可能です。

インプラントCT
インプラントを埋入する骨の骨密度が測定できるため、弱い骨、強い骨、補強が必要な骨の診断が術前にできます。
また、インプラントの診断・精査はもちろんのこと、上の歯 (顎) の場合、インプラントに不向きな蓄膿症の状態の把握が出来ます。
蓄膿症がひどい場合は、耳鼻科医に治療に役立つCT情報の提供が可能です。
(DICOMデータ提供)
当医院のバイコンインプラント(ショートインプラント)は蓄膿の方でも可能な術式です。

詳しくはこちら、またはスタッフにご相談下さい。

好評の
・切らずに治す歯周病
・抜かずに治す歯並び矯正
・最小限の小さな穴からインプラントをやる

オーギュメーター法などは、従来通り変わっていません。

歯を抜かない矯正に向けて立体(3D)診断
CT当医院では大視野(FOV)CTによる3次元的立体診断を行っております。
通常のレントゲン診断はセファロレントゲンといって顔房の側方(横顔)の平面診断が中心です。もちろんそれも大切ですが、顔を正面から見るとかなり歪んでいる顎の患者さんも数多く見られます。
この様な患者さんは正面から、あるいは45度・60度など斜めからの診断も必要になります。
まして、非抜歯矯正(抜かない矯正)では移動させる歯に対して、どのくらいの骨の幅があるのか、あるいは移動先で骨幅が確保できているのかなどを細かく診断します。
また骨の硬さや外側の硬い骨の厚さなどCTだからこそできる診断も多く見受けられます。
もちろんCTがなくても経験を積んだ医師なら問題はありませんが、経験とCT診断でより安全に動かす事ができます。
骨の硬さや密度が分かるCTハンスフィールド値といって、この数値でかなりのレベルで骨の密度がわかります。

CT写真 CT CT

皮質骨(骨の外側で硬い部分)
ハンスフィールド値は973とかなりの高値を示します。この部分は骨が外力によって簡単に折れたりしてしまわないようにほとんどの人がこのくらいの値を示します。

海綿骨(骨の内側の軟らかい部分)
ハンスフィールド値は438を示します。この部位は下記に記したようなアンキロージスを起こしていると皮質骨とほとんど変わらない値を示す事があります。


※画像をクリックで拡大表示


(骨が硬い程、動きにくい歯)
歯の植っている周りの骨が硬いほど矯正は困難を極めます。
歯と周りの骨が癒着してしまった場合はアンキロージスといって、その歯を動かす事が難しい事さえあります。
骨の硬さである程度の矯正治療期間が予測でき、歯の周囲の骨が硬いという事は一般的には上下で強くくいしばっている事が多いものです。この辺りの噛みしめのコントロールも矯正中にしっかりやらないと矯正期間が長引いたり、また動かなかったりする事さえあるのです!!

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